信頼の価値

今回は、大手の狡猾さに辟易し、自分にやり方に自信を無くし、限界を感じていた頃の
買取査定の思い出をお届けします……。

そんなある日、査定のチャンスがきたのは
「H25年式トヨタヴォクシーZS煌Z」でした。

査定サイトで、お客様との交渉権を獲得したものの、お電話はつながらず、メールの返信も無し。
いつものことだ、「今回はご縁がなかったかな…」と諦めておりました。

ところが翌日、お客様からお電話が、すでに大手買取店の査定を受けており、私が査定サイトで
提示した金額よりも高額な提示が出ているとの事。正直その時は、「ギリギリでつけた金額、これは厳しいよな…とは言えお断りもできないし、とりあえず行くだけ行くか」とお約束をとりました。

お約束の日、お車を拝見すると、申告より上位グレードであることが判明。
このグレードであれば全然話が変わってきます。ギリギリ、精一杯の金額をご提示すると、

(お客様)「なぜこんなに金額が上がったのですか?」、
 (私)  「車台番号で確認したところ、申告されていたグレードよりも、実際のお車は
     上位のグレードです。」
(お客様)「それってすぐ分かることですか? 最初に来た方はなにもいってませんで
     したよ?・・・・・・・・」
 (私)  「・・・・・・」

(お客様)「そういうことですね!あなたのところにお願いするよ、先方には断りの電話をするよ」
  
    (電話をすれば先方は金額の上乗せをしてくるだろうな?私はこの金額が限界だし・・)

翌日、お客様からの電話、
お断りに電話かな、しょうがないよな
(思い出の詰まったお車、すこしでも高く売れたほういいよな・・)

(お客様)「買取お願いします!」
 (私)  「え・・上乗せ提示はなかったのですか?」
(お客様)「ありましたよ、でもグレードが違うことも教えてくないようなところに頼めば、
     後から減額だってありえます。お宅に査定を頼まなければ事実も知らなかった。
     大切に乗ってきた車です。金額じゃなく、信頼できるところにお願いしたいです。」 

『思い出のある車を手放す気持ちに共感していただきました。ただモノを扱うのではなく、真心のある皆さまでした。』(お客様からの口コミ)

「所詮金額がすべて」とやさぐれていた心が、洗われる思いでした。この出来事がなければこの仕事を辞めていたかもしれません。今回の出来事で、あらためて「信頼の価値」を教えていただきました

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