ほろ苦いデビュー戦

今回は、私が50代後半でこの業界に飛び込み「車買取の厳しさ」を思い知った、初めての買取査定の
お話をお届けします……。
買取のお車は真っ赤な「H29年式トヨタアクアG GRスポーツ」でした。

現場に到着すると、なんと他社さんも来られていて「2社同時査定」

先方はすでに査定が終了しており、お客様と談笑中。挨拶もぎこちなく査定をスタート。
右も左もわからない新人だった私は、本部の指示を仰ぐために電話を繋ぎっぱなしでの査定。
お客様をお待たせしている気まずさ、他社営業さんからの視線、現場のピリピリした緊張感で、
(オヤジになっても緊張ってするんだな・・・・)

「もう諦めて帰ろうかな…」とメンタルがポキッと折れかけていました。

査定が終わると他社の営業さんが慣れた口調で「同時入札でいいですか!」。
価格提示の方法は、名刺の裏に金額を書いて一斉に出す「同時入札」。

本部と電話での作戦会議・・・というより提示金額を教えもらい、いざ勝負
なんと、5,000円高く提示して見事に勝利!!
「やった!初成約だ!意外に簡単かも!」と心の中でガッツポーズをしたのも束の間……
他社さんがすかさず「じゃあ、うちはそこからさらに5,000円乗せます!」と、
まさかの後出しジャンケン!?

「え、そんなのアリ!?」と唖然としました。まさにボロボロになり、敵を倒して歓喜して
いるところにラスボスが現れ、絶望のどん底に突き落とされるような心境。今思えば、
新人だと思って完全に舐められていたんだと思います(笑)。

そもそも限界値を出したんじゃないの!もうこれ以上は無理!  とはいえオヤジの意地、
こうなったら引き下がれない!と、昭和世代の”ど根性論” そこからは本部と電話越しにリアルタイムで
相談しながら、その場での壮絶な競り合いに突入。
結果として、なんとか買い取らせていただくことはできました!

ただ、かなりの高値での買取となったため、利益は………?? 赤字………??という、
まさに「ほろ苦すぎるデビュー戦」となりました。(結果はかろうじて黒字でした)

「この業界、めちゃくちゃ厳しいぞ…やっていけるか?」と本気で不安になりましたが、
お客様に寄り添って、泥臭くても1円でも高く買い取るのがスマイルカーズのスタイル!
この時のバチバチの経験が、今に繋がっています。

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